あさい正仁 百の主張より一つの行動

あさいブログ

2016/06/24

個人質問(2)本市における活断層の調査について

○本市における活断層の調査について

・概要
今年4月に発生した熊本と大分を震源とする断層による直下型の地震では、熊本県の益城町、西原村で震度7を記録し、多くの被害と被災者がでました。熊本県南阿蘇村では土砂災害が発生し、未だに行方不明になっている方がいます。梅雨の時期に入り、水害も懸念される中、未だに避難所で生活をしておられる方がたくさんいます。1日も早い復旧を祈るばかりです。

名古屋市内にも断層がいくつかあり、注意が必要なのか、あるいは当座は活動の恐れはないのかなど、詳細は全く判っていません。
そこで、防災危機管理局に、名古屋市内にある堀川断層と尼ケ坂断層についてどのように考えているのか、質問をいたしました。

・質問
熊本、大分の地震は、東海地域で発生が懸念されている大陸側のプレートと、海洋プレートの境目で起きる、海溝型の地震ではなく、いわゆる内陸部の直下型地震です。2004年には新潟中越地方で直下型の地震が起き、走行中の上越新幹線が脱線し、2011年にも、新潟、長野県を中心に長野県北部地震が起きるなど、南海トラフ沖地震のような海溝型の地震だけでなく、内陸部で起こる活断層による直下型の地震にも、しっかりとした警戒が必要です。

我が国の場合、断層はいたるところにあり、名古屋市内だけでも、断層がいくつかあります。名古屋市内には、天白河口断層、堀川断層、尼ケ坂断層といった断層があることが知られており、そのうち、天白河口断層については、平成8年から10年に国の補助で調査が行われた結果、活動を終了しており活断層ではないことが判っています。

残りの尼ケ坂、堀川断層については、詳細なボーリング調査が行われておらず、活動しているのか、はたまた、当座活動する恐れがない断層なのかが不明です。
2002年に活断層研究会が編集し、東京大学出版会から刊行された、日本の活断層という資料によると、堀川断層は一部が名古屋高速都心環状線に、尼ケ坂断層は約5kmが高速道路の直下になります。しかしながら、断層が活断層なのかといった詳細なことは、分かっておらず、2012年に広島大の研究者とともに、これらの断層を発見した名大の関係者によると、引き続き調査が必要との見解が示されています。

この二つの断層が、活断層なのか、あるいは、活動していない断層なのかは、かなり重要な問題です。ちなみに、原発の場合、活断層が真下にある場合には、国の原子力規制委員会は、原発の稼働を認めません。それと同じように、活断層の可能性が高いことがあらかじめ判っておれば、活断層の上には、高層の建築物や、落下や崩壊の恐れのある高架道路などの立地を極力避けるといったリスク回避策を講じることも可能になる訳です。

活断層かどうかわからないから、何も手を打たないのではなく、まずは、警戒が必要な断層なのかを明確にすべきです。そこで、防災危機管理局に、尼ケ坂、堀川断層について、警戒が必要な活断層なのかについて、詳細な調査をするつもりはないのか、質問します。

・防災危機管理局から
文科省によると国内には2000の活断層があると言われており、国はこれまでマグニチュード7以上の地震を引き起こす恐れのある主要97断層について、調査をしてきている。堀川、尼ケ坂断層は、主要断層に含まれていないが、国では調査の対象を広げており、学識経験者からの意見聴取や各種文献の調査研究などを進め、知見を高め、必要な場合は国に働きかけていきたい。

・再質問
調査研究するとの答弁がありましたが、これは、名古屋市として、独自に堀川、尼ケ坂断層について、学識者の手を借りて、調査するつもりだという風に受け止めて良いのか、どうか。ここ、重要な所ですから、確認のために、再度、防災局長にお尋ねします。

・防災危機管理局から
市内に存在する断層は、学識経験者の間でも、見解が分かれており、やみくもにボーリング調査をするよりも、論点の整理をしっかりとする必要がある。そのためには、研究発表した方や、複数の学識経験者に、意見を伺ったり、文献調査をすることが重要と考えており、独自に複数の学識経験者からの意見聴取や各種文献の調査研究などを進め、知見を高め、その結果、必要となれば、地盤部分の調査の手法を考えたり、国に対して、本格的な詳細調査を働きかけていきたい。

・質問を終えて
2002年に名古屋大学の方が、笠寺断層のことを指摘され、その後、名大、広島大学のチームが、堀川、尼ケ坂断層を指摘しました。

それから、名古屋市は一体何をやっていたんでしょうか。防災危機管理局が出来てから、何をやったんでしょうか?ボーリング調査はいらないと言われました。じゃあ、いつまで机上の調査をするんでしょうか。

そんな悠長なことを言っていて良いんでしょうか。国は、調査対象規模をマグニチュード6.8以上に拡大して、九州、関東の調査を終え、今、四国と中国が国の調査を受けているところです。次は、残りの東海、近畿、北陸、北海道、東北のいずれかの地域に取り掛かることになると思います。一つの地域で2年位かかります。5番目になったら十年待つんですか?10年間、断層があるなぁと言って、ただ眺めているんですか?机上の調査だけでやるんですか。仮に来年東海地域が選ばれたとしても、愛知県だけで30の断層があるんです。静岡もあるし、岐阜も三重もある。堀川と尼ケ坂が選ばれるという保証はないんですよ。それなのに、防災局長は、ボーリング調査はいらないと言われました。

私からは、「それでは、防災危機管理局は、一体何をやるんですか?」と最後に申し上げ、質問を終えました。

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